おしらせ

フランス、オクシタニー地方の旅では、思わぬところで日本の野草に似た花が咲いていたり、日本にはない可憐な花々をみたので、ここに載せます。
フランス、オクシタニー地方の旅は忘れへんうちに 旅編に記載しています。

2010/09/08

3日目-7 一ノ沢を下る2 胸突八丁まで

最終水場から胸突八丁までは今回の山歩きでは一番の花の宝庫だった。高山の花と、それほど高くないところでも咲く花とが入り混じってにぎやかだった。


タカネグンナイフウロ
高嶺郡内風露 フウロソウ科フウロソウ属 高341
タカネグンナイフウロはたいてい紫色だが、白花のものがあった
ここにもシロバナのタカネグンナイフウロ
その後ろにはシモツケソウ
シモツケソウ
下野草 バラ科シモツケソウ属 草410
開きすぎ
白いオニシモツケの下にシモツケソウ。ミヤマキンポウゲなどいろんな花が咲いていた
オニシモツケ
鬼下野 バラ科シモツケソウ属 高376
ふわっと開いてしまったものより、丸い蕾の方がええなあ
ハクサンオミナエシ
白山女郎花 オミナエシ科 高150
別名コキンレイカ
昨日横通から常念小屋への下りで見かけた時はシモツケソウの黄色い種類の花かと思った。葉も似ている
こんなところにも咲いていると思ったら、登山道の縁に帯をなして群生していた
ミヤマキンポウゲ
深山金鳳花 キンポウゲ科キンポウゲ属 高434
やっとハエのいないアップが撮れたが茎が邪魔
クルマユリ
車百合 ユリ科ユリ属 高564
朝早く開くのだろうか、このように反り返った満開の花ばかりみかける
開きかけた花をみたいなあ
かといってこの蕾はなかなか開きそうにない
ミヤマカラマツ
深山唐松 キンポウゲ科カラマツソウ属 高441
カラマツソウはきれいな球形になるが、ミヤマカラマツはパラパラと適当にひらく
オオバミゾホオズキ
大葉溝酸漿 ゴマノハグサ科ミゾホオズキ属 草172
もっと下の方で見かけるかと思っていた
テングクワガタ
天狗鍬形 ゴマノハグサ科クワガタソウ属 高175
葉はヒメクワガタに近いが、花はテングクワガタの方に似ている
ミヤマホツツジ
深山穂躑躅 ツツジ科ミヤマホツツジ属 高240
他の植物に負けてしまいそうになりながらも、頑張って花を外に押し出している
シナノオトギリ
信濃弟切 オトギリソウ科オトギリソウ属 高330
どこにでも咲いていそうだが意外と見ない花だった
ヒトツバヨモギ
一葉蓬 キク科ヨモギ属 高105
センジュガンピ
ナデシコ科センノウ属 草498
妙な角度から撮ったのでつくりものみたいだ
登山道が狭いので花を撮るのも大変だった。ピントが甘いが、群生全体を撮ったものは全く合っていなかった
イブキトラノオ
伊吹虎の尾 タデ科イブキトラノオ属 高506
様々な花が咲いている中でもイブキトラノオは多かった
しかしこの辺りには形があまりきれいではないものが多い。虫に食べられたか病気かも
ミヤマシシウド
深山猪独活 セリ科シシウド属 高302
1本だけ斜面の下側に咲いていて目立った
この左右にはイブキトラノオがたくさん咲いていた
モリアザミ
キク科アザミ属 草94
この球状のアザミの花はあちこちで見ているが今まで名前がわからなかった。多分漢字は森薊だろう
その下にヤマハハコの白い花、更に下に咲く五弁花はオトギリソウの仲間だが、シナノオトギリよりも花弁が細い
メタカラコウ
雌宝香 キク科メタカラコウ属 高91
長い花茎で下から外に向かって花が咲いていくので全体で円錐形なのだが、こんなにいろんな草が邪魔してはそれがわかりにくい
前のブラシのような花茎はサラシナショウマ(晒菜升麻 キンポウゲ科サラシナショウマ属 草492)
上左に薄紫の蕾が見えているのはコバギボウシ(小葉擬宝珠 ユリ科ギボウシ属 草611)
マルバダケブキ
丸葉岳蕗 キク科メタカラコウ属 高93 
また花のアップになってしまった
ニリンソウ
二輪草 キンポウゲ科イチリンソウ属 草480
見落としてしまいそうなところに小さな花があるのを見つけたが、まさかニリンソウが今頃に咲いているとは思わなかった
この区間の山歩き