キルギスの主に高山植物の花を掲載しています。名前の分からないものがほとんどでした。
ほぼ日本で咲く花の図鑑を参考にしているため、名称を書いているものも、そのような花の種類程度のものです。
また、幾種類の花を見たのかを確かめるために、番号をつけています。ときどき若い番号になっているものは、前に見た時のものです。
ソンクル湖からカルマク・アシュー峠を越えて下りの道には、それぞれに様々な花の咲くお花畑があった。
最初の写真ストップは、紫の花の咲く斜面だった。黄色い花も多いが、
なんといっても丈のある植物なのでよく目立つ。
咲いていたのは
177 シソ科オオキセワタ属 Phlomis
添乗員金子氏の旅日記によると、地中海沿岸から、中央アジア、中国が原産地。ミントの香りが強いので、家畜は食べない。蜂蜜用の花として知られるという。
アラ・アルチャ渓谷で咲いていたフロミス・プラテンシスの高山種のよう。
花びらにまで綿毛が生えている
164 ミヤマタンポポまたはシロウマタンポポに似る キク科タンポポ属 Taraxacum sp.
昨日もソンクル湖へ向かう斜面で見た花。
タンポポとセリ科の花
129 クモマミミナグサ ナデシコ科ミミナグサ属 ハンディ347 Cerastium rubescens var. bifidum
カラコルスキー場でも咲いていた花
178 オオウイキョウ(巨茴香) セリ科オオウイキョウ属 ト43 Ferula tingitana
『растения кыргызстана』では、人よりも高く育ち、黄色の花を咲かせている図版があった。まだまだこれから伸びるのかな。それともその高山種?
15 タカネマンテマ(高嶺マンテマ) ナデシコ科マンテマ属 高496 Silene uralensis
キルギスで咲いていたマンテマの中では、北岳で見たものに一番近い。
173 キバナノカワラマツバ(黄花の川原松葉) アカネ科ヤエムグラ属 野160 Galium verum var. asiaticum
38はこの白花種かな
もう少し大きく写した写真はこちら
179 不明
特徴のある葉をしているが・・
アップするとシベが長い
道路下の斜面では、昨日見た高山種のアザミや黄色いケシなどが咲いていた。
162 シュマルハウセニア・ニュドランス キク科アザミ属
添乗員金子氏の旅日記によると、天山山脈の固有種という。
綿毛がいかにも暖かそう
4 タカネグンナイフウロ(高嶺郡内風露) フウロソウ属 高341 G. eriostemon var. reinii f. onei
180 キジムシロの高山種 バラ科キジムシロ属 Potentilla fragarioides var. major
花びらが5枚、3枚1組の葉などで同定
葉が厚い
181 黄色いケシ ケシ科ケシ属 高山 Papaver fauriel
リシリヒナゲシは日本固有種だが、この花は葉や花の開き方がよく似ている
ケシは花びらが4枚
182 ミヤマムラサキの白花種 ムラサキ科ミヤマムラサキ属 高194 Eritrichium nipponium
128 トモエシオガマ? 高182 Pedicularis resupinata var. caespitosa
カラコルスキー場で見た種よりも花びらが多い
183 トモエシオガマの白花種? 高182 Pedicularis resupinata var. caespitosa
短い茎に花びらが密に、回転するかのように捩れてつく
184 不明
ありそうで見つけられない
185 ミヤマタンポポまたはシロウマタンポポに似る キク科タンポポ属 Taraxacum sp.
164とは葉の切れ込みが違うような
ソンクル湖で見た花← →ソンクル湖から下る斜面に咲いていた花2
関連項目
ソンクル湖から
※参考文献
「山渓カラー名鑑 日本の高山植物」 豊国秀夫編 1988年 山と渓谷社
「山渓カラー名鑑 日本の野草」 林弥栄 1983年 山と渓谷社
「山渓ハンディ図鑑8 高山に咲く花」 清水建美編 2002年 山と渓谷社
添乗員金子氏の旅日記
「トルコの花」 岡田季代子 2008年 パレード
「растения кыргызстана」(キルギスの植物) РАРИТЕТ