しんどい思いをして足を運んだところで見つけた可憐な花々。 急いで通れば見逃してしまうこともある。 また、いつも見かけるのに写真を撮り忘れる花もある。 そして、せっかく撮ってもピンボケのこともしばしば。 ソンクル湖畔にて、エーデルワイスの群落
おしらせ
フランス、オクシタニー地方の旅では、思わぬところで日本の野草に似た花が咲いていたり、日本にはない可憐な花々をみたので、ここに載せます。
フランス、オクシタニー地方の旅は忘れへんうちに 旅編に記載しています。
2016/06/23
アラ・アルチャ渓谷の花 日本にないもの
キルギスの高山植物には、もちろん日本では見られないものがある。
45 シソ科ドラコケファルム属 Dracocephalum
この時の添乗員金子氏の旅日記によると、学名(ラテン語)の意味である「蛇の頭」。アジアからヨーロッパにかけて訳40種類が分布するという。
せっかくの写真だが、ほぼピンボケ
ピントの合ったところを拡大すると・・・ 蛇の頭っぽい?
46 タマリスク
花は終わって種ができていた。
シャフリサブスからブハラへ行く道中で見頃の木があった。花は小さなものが花柄にびっしりと付いて、ヒトデのようでもあった。
トルクメニスタンのメルヴ遺跡では見事な木があった。
47 黄色いケシ ケシ科ツノゲシ属グラシウム・スクアミゲルム(金子氏の旅日記より)
せっかくの黄色いケシがいまいち
ピントが合ったら花弁が欠けていた。
48 フロミス・プラテンシス シソ科フロミス属 Salvia pratensis
中国・新疆ウイグル自治区・カザフスタンとキルギスに自生するという。(添乗員の旅日記より)
ゾウの鼻のような・・・ 別の種類かも
49 サワギキョウでもなさそう。
50 シベナガムラサキ(蕊長紫) ムラサキ科シャゼンムラサキ属 Echium vulgare
ボタニックガーデンのエキウム・ウルガーレを参考にしました。
拡大すると、長い蕊が釣り鐘状の花弁から出ている。
51 不明
メノーラ(ユダヤ教の燭台)のように分かれた枝が上向きに伸び、それぞれに小さな黄色い花をつける。
52 エレムルス・ティアンシャニクス ススキノ科エレムルス属 (金子氏の旅日記による)
天山山脈の固有種
妖精のような花が下から上へと咲いていく。下の方は種が出来ていく。
まだ蕾の多い若い個体
53 バラの原種 バラ科イヌバラ Rosa canina
イランとの国境に近いドーバヤズィット郊外のホテルに咲いていた花はやや碗咲きで、花よりも香りに気付いたが、これは平咲きで匂わない。
54 アザミではないと思うが、痛そうな蕾と総苞
55 不明
56 不明 シソ科 Ziziphora clinopodioides
なんと、アラ・アルチャ渓谷では50種類以上の花に出会った。
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関連項目
アラ・アルチャ渓谷の花 日本の花に似たもの2
アラ・アルチャ渓谷の花 日本の花に似たもの1
アラ・アルチャ渓谷
参考サイト
ボタニックガーデンのエキウム・ウルガーレ
※参考文献
「山渓カラー名鑑 日本の高山植物」 豊国秀夫編 1988年 山と渓谷社
「山渓カラー名鑑 日本の野草」 林弥栄 1983年 山と渓谷社
添乗員金子氏の旅日記